2025/05/17 15:00
●農家ですが・・・
浜直農園の代表 濱田直史です。2018年より鹿児島県垂水市で新規就農しました。
出身は鹿児島市です。
前職は銀行員で、鹿児島の地方銀行にいました。
ですので、農業とは関係のない仕事をしていました。
もちろん実家も農家ではありませんし、近い親戚にも農家はいません。
銀行員として、いろいろ思うこともあり退職。
脱サラして、「えーい!やっちゃえ」と思い、農家として起業しました。
右も左もわからないままでしたが、支えてくれた家族や親戚には、感謝しております。

●なぜ垂水市で?
「鹿児島市出身なのに、どうして大隅半島の垂水市で新規就農?」と思われるかもしれません。
理由は、「つらさげ芋」に出会ったからです。
垂水市の中でも標高550mの高冷地に位置する大野地区の特産品です。
この高冷地で、さつまいもを寒風に当てて熟成させるという手法により、信じられないくらい甘いさつまいもが出来上がります。
ここの「つらさげ芋」で作った、焼き芋を食べたときの衝撃は忘れられません。
そして、「このつらさげ芋を作りたい」と思ったのが、垂水市で新規就農した理由です。

●経験ゼロからのスタート
「つらさげ芋を作りたい」と決心してからは、あっという間に進んでいきました。
垂水市役所に行って、農地を探してもらったり、いろんな制度を教えてもらったり。
地元の先輩農家さんを紹介してもらい、教えを請いに行ったり。
畑も荒地でしたが、地元農家さんたちの協力もあり、無事に開墾できました。
決心してから、半年後にはさつまいもの苗植えをしていました。
完全に勢いだけで進んでいました。
苗を植えてからも、いろんなハプニングがありました。
自然相手ですので、想定以上のことが起こります。
ビニールマルチが風で吹き飛んだり、イノシシに畑を荒らされたり。
最初の3年くらいは、そんな感じでした。
そのたびに先輩農家さんたちに、ご指導を仰ぎ、さつまいもを収穫できるようになりました。
1年目の収穫のときは、喜びでいっぱいでした。

失敗の数々はこちらから↓
【農業失敗談①】脱サラしてから、おいしい焼き芋ができるまで ~獣害~
【農業失敗談②】脱サラしてから、おいしい焼き芋ができるまで ~病害~
【農業失敗談③】脱サラしてから、おいしい焼き芋作ができるまで ~暴風~
●納得したものを売る
最終的に「つらさげ芋」も、無事につくることができました。
焼き方も指導を仰ぎ、自らも試行錯誤を続け、美味しいと思える焼き芋になりました。
初めて食べた感動の味にできたと思います。
今度は、自分で作った焼き芋で、お客様を感動させたいと思ってやってきました。
一本一本焼け具合を確認したり、細部までこだわって焼いています。
本当に美味しいと思っていただける焼き芋を、自分が納得したものを出すことを心がけています。
銀行員時代は、営業活動などをしていて、「この商品は、このお客様に本当に必要なのか?」そう自問自答することもありました。
心苦しいお願いをすることもありました。
サラリーマンである以上、仕方のないかもしれません。
農家となった今では、基本的にそういう悩みは減りました。
本当に美味しいと思っているから。
無茶なセールスはしない。
お客様にも喜んでもらい、自分も喜べる、そういう商品づくりをしていきたいと思っています。
今では、そういうお客様に手に取ってもらえているので、とても嬉しいです。

浜直農園のこだわり!
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※つらさげ芋は12/1以降の発送になります(注文予約は11月以降)