2025/04/29 15:00

テレビやラジオ、新聞、雑誌などのメディアに紹介されてことありますか?

私は農業を始めるまで、そんな経験したことがありませんでした。
人前で話すことも得意ではありません。

でも、いつかはメディアで紹介されるような商品を作ろうと、思ってやってきました。
そして、それは突然やってくるのです。
これは、メディアに取材されたこともなかった、口下手な男の成長の物語です。


●やっぱり「つらさげ芋」最強

2024年秋、気温が高い日々でしたが、いつも通り収穫作業に追われていました。
猛暑の夏でしたが、それなりに順調に育ってくれて、収穫にも熱が入ります。
浜直農園の「つらさげ芋」も認知されてきていて、吊るす芋の割合を増やそうと思っていました。

そんな収穫に追われる日々の中、電話が鳴りました。
「KKBの〇〇と申します。・・・」という流れで、ピンときました。
相槌を打ちながら話を聞いていると「企画が通ればですが、そのときは是非、浜直農園さんのつらさげ芋を・・・」

ビンゴでした。
全く断る理由もないですので、「うちでいいのでしたら、大丈夫ですよ」と快諾しました。
ひとまず、「企画が通らないことにはね」と思いながらも、嬉しかったです。

なぜなら、今回はKBC九州朝日放送様の「アサデス。7」という九州・山口に放送される番組だからです。
ついに鹿児島県を飛び越えていけることに、感慨深いものがありました。
ちなみにKKB鹿児島放送様が、浜直農園に赴いてくださって、生中継するという流れになるようでした。


●つらさげ小屋で事前打ち合わせ

最初の電話から、数日後、改めてお電話をいただきました。
「企画がとおりましたので、よろしくお願いします。」とのこと。
私も心で「よっしゃー!」となっていました。

中継は、「つらさげ芋」を吊るしている、つらさげ小屋からということです。
それに先立って、事前打ち合わせと、畑の写真なども撮影することにななりました。
生中継なので、入念な準備が大事というのは、「かごnew」の生中継で理解していました。

【どきどきメディア出演⑨】KTS鹿児島テレビ ~かごnew~

後日、つらさげ小屋まで来ていただいて、打ち合わせなどしました。
ちょっと畑の雑草が伸びまくっていて、恥ずかしかったですが。
遠いところ、ありがとうございました。

その後も、電話などでやりとりを継続しました。
放送日は、スタジオのMCさんたちにも、「つらさげ芋の焼き芋」を試食してもらうことに決まりました。
まだMAXの甘さではないものの、だいぶ仕上がっていたものを焼いて、KBC様へ送りました。


●早朝よりソワソワ準備

「アサデス。7」は、朝の10時頃からスタートする番組です。
そのため、朝早くから準備しなければなりません。
いつもより早く家を出ました。

KKBのスタッフさんたちが着いてからは、準備が本格的に。
私は特にすることないのですが、小屋の中をソワソワ。
そうです、緊張しているのです。

そうこうしていると、リハーサルが。
この時はじめて、カンペというものを見ました。
「生中継って、こういうのもあるんだー」と、妙に感激していました。

リポーターさんは、スラスラ話していきます。
私は、めちゃくちゃカンペを棒読み状態。
またしても「プロってすごい」と尊敬しました。

そして、スタッフさんたちは、台本のセリフを削ったり、補足したり。
直前までそうした攻防を繰り返していました。
最終的に「これでいこう」ってなったのは、結構ギリギリでした。

そして、私に任務が課されました。
「最後、以上垂水からでしたって言ってください」と。
「私、一般人ですが、中継を締めるんですか??」と心の中ではフリーズしながらも、「わかりました」と答えていました。

リポーターさんはカラオケ好きとのことで、鹿児島からの中継では、最後に一人カラオケ締めというのが恒例だったようです。
つまり、最後喋れないので、私が締めないといけないのです。
さらに歌っている間は横で何してもよいと・・・。

ちなみに曲は、郷ひろみさんの「GOLD FINGER ’99」を振り付きで歌うようです。
「あ~ちち、あち♪」のあの曲です。
白けた感じだけは嫌だと、振り付けを教えてもらいました。
こうして不安たっぷりの中、生中継の時間を迎えるのでした。


●生中継スタート

KKBスタッフさんが、KBCのスタジオとやり取りされていて、「始まります。〇秒前」と声掛けがありました。
私の緊張はピークです。
途中からカメラに入るとのことです。

もうガチガチで歩いて入っていきました。
とりあえず、カンペを見ては、リポーターさんに話してを、ひたすら繰り返すだけです。
カンペ見てる感じが凄かったと思います。

間違いちゃいけない一心ですので、カンペをガン見してしまいました。
カメラに目線行ってなかったと思います。
アドリブなんて不可能です。

それでも、リポーターさんや、スタッフさんが丁寧に対応してくれていたので、番組の流れはスムーズだったと思います。
つらさげ芋の、吊るす作業なども、時間内にすることができました。
スタジオでの試食も、イヤホンから聞こえてきましたが、「美味しい」という声が聞こえてきて安堵しました。

そして、生中継も大詰め。
一番不安なあの瞬間がやってきます。
リポーターさんが、焼き芋や、アイスを食べて、「私、歌を歌いくなってきましたよ~」

ついにきました。
「あ~ちちあち♪」
つられて、私もガチガチながら横で踊り始めます。

この瞬間は、恥ずかしいとか考えている余裕もありませんでしたが、なんか楽しかったです。
たぶん、あと数秒で緊張の時間が終わるという、安堵感からだと思います。
「つらさげ芋の解禁は12/1です。以上、垂水市からの中継でした」とちゃんと言えました。

こうして、中継終了しました。
後で録画を見たのですが、踊っている姿を、KBCのスタジオのMCさんは「躍らせたらダメ」と笑ってくれていました。
手応えが得られました。

いろいろ緊張して、ガチガチでしたが、とても楽しい生中継でした。
KKB様、KBC様には、周到な準備をしていただき、感謝です。


●信じられない反響

今回、初めて県境をまたいで、九州・山口への放送となりました。
朝の番組ですが、相当な数の人がご覧になっていたと思います。
放送終了後、電話を見ると、鳴りっぱなしの、鳴り止まない状態。

さらには、HPからの注文連絡が、見たことないペースで入ってきます。
これがバズっているというやつなんでしょう。
電話に出るも、追いつかず。

夜までこんな状態でした。
翌日以降も継続していました。
電話は、可能な限り、かけ直して対応させていただきました。

HPからの注文も二日で在庫分がなくなりました。
いろいろ報われたと思い、感謝感謝でした。

↓放送内容紹介↓


●テレビ慣れレベル

今回は生中継で、最長の15分くらい出演したと思います。
カンペ読みは下手で、知り合いからも、いじられた始末。
でも、その方が愛嬌があって、個人的には良かったように思います。

そして、今回は踊りもしたことが、いちばん受けたように思います。
見ていた知り合いや、直売所のお客様からも、「面白かったよ」といった頂けました。
恥ずかしいというより、楽しめた気がします。

ということで、慣れ具合は「中の下」くらいになったかなと思います。
あくまで個人的な感想ですが。
もっと慣れられるように、出演オファーをもらえるよう、日々努力したいと思います。



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