2025/03/19 17:10
浜直農園の商品には、焼き芋アイスがあります。
暑い夏でも、焼き芋を感じてほしいと思って2021年より販売しています。
通販としても対応していますので、お中元などのギフトにも、ぜひご利用ください。
鹿児島の特産品と言ったら、やっぱり「さつまいも」です。
ごろっと焼き芋が入っています。
多くのお客様にお喜びいただいています。
そんな焼き芋アイスが、なぜ三種類になったのかを、ぜひ紹介させてください。
と話が前後するところもありますが、ご了承ください。
●三品種ありますが、ひょんな一言から
浜直農園はさつまいも農家です。
つらさげ芋に魅せられて、2018年に新規就農した素人農家です。
素人から始めたので、あれもこれもとは作れません。
就農当初は、周りが作っているのを見よう見まねで「紅はるか」を作りました。
とても美味しくできたので、紅はるかメインで続けています。
つらさげ芋効果もあって、評判にもなったと思います
ですが、あるとき知人から、「他の品種も作ってみたら?」と言われました。
なんとなく面白そうと思い、知っている品種を調べてみました。
そうして、「安納芋」「ハロウィンスイート」なら、うちの畑でも作れると思いました。
二年目には、少しですが苗を買って植えてみることに。
完全に見切り発車です。
けれども、秋にはちゃんと50㎏くらいずつは収穫できたと思います。

(↑ハロウィンスイート)
●生産したはいいけれど
「安納芋」「ハロウィンスイート」いずれも、3ヶ月ほど貯蔵して、熟成。
焼くのも、紅はるか同様、じっくり低めの温度で焼き上げました。
そしたら、蜜もしっかり出てきて、甘くて美味しかったです。
しかし、お試しだったため、その先をあまり考えていませんでした。
美味しいのは分かったけど、どうやって売ろう。
少量でしたので、とりあえずは、浜直農園直売所で売り切ることができました。

(↑ハロウィンスイートの焼き芋)
ですが、「紅はるか」の焼き芋と並べて売ったのですが、つらさげ芋の知名度もあり、売れ行きは「紅はるか」の圧勝。
このままだとすぐ飽きられるぞと、翌年以降の課題となりました。
良いアイディアも浮かばないまま、翌年は倍近くの量の苗を植えました。
●パティシエのなんとなく言った一言
「安納芋」「ハロウィンスイート」をうまく売るアイディアも浮かばず、次の収穫の秋となっていました。
その頃には、「アイスを作ってみたいな~」という、ぼんやりした気持ちが出てきていました。
ある時、浜直農園のことをよく知るパティシエに、「アイスを作ってみるのは、どうですかね」と尋ねてみました。
はっきり言って、軽い感じで聴きました。
たぶんパティシエさんも、軽い感じの雑談と思っていたと思います。
彼は、こう言いました。
「三種類のセットにしたらどうですか?」
今じゃ当たり前のように売ってますが、その時は「あっ!!!」と思いました。
お菓子の世界とは、ほぼ無縁だったので、そんな発想には一度たりとも、たどり着きませんでした。
三品種とも、焼き芋としては十分甘くて美味しいから、アイスの原料として必ず使えるはず!
どう使おうか悩んでいた壁を、ぶち壊すことができるのではないかと、道が開けた気がしました。
異業種の方、専門家の方の意見の重要性を感じました。
●いざ試作へ!
知人のパティシエから貴重な意見を頂いてからは、想いがさらに強まっていきました。
まだ、「安納芋」「ハロウィンスイート」は土の中にいるというのに。
しかも、三品種とも最低でも2ヶ月は貯蔵して、熟成させなければ、甘くならないのに。
だけど、想いは高まるばかりでした。
その時点では製造してもらうアイス屋さんも、全く考えてなかったのですが。
収穫後3ヶ月後には、三種とも甘い焼き芋に仕上がりました。

(↑安納芋の焼き芋)
ようやく、経営の先生に会う時間ができ、アイスに対する熱い想いを伝えました。
そして、知り合いの「ついんスター」様(https://ice-twinstar.com/)をご紹介してもらうに至りました。
紹介いただいて一週間後には、試作用の焼き芋を発送。
あとは待つのみでした。
●ついに完成した焼き芋アイスクリーム
約一ヶ月後、試作が出来上がり、サンプルを送っていただきました。
さっそく食べてみると、アイスクリーム自体が濃厚で甘い。
口に入れた瞬間に、おいもの風味が広がる。
そこにゴロっと入った焼き芋が、「焼き芋アイス感」を増幅させる。
美味しいに決まっています。
即、商品化の決断に至るのでした。

(↑はじめての試作)
ここからは夏の販売に向けて、準備を進めていきました。
準備が終わり、いよいよ販売から怒涛の三ヶ月を送るのでした。
販売奮闘記は、また改めて。
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