2025/04/11 15:14

浜直農園は鹿児島県垂水市のサツマイモ農家(紅はるか)です。
脱サラして、2018年より、正真正銘ド素人から始まった、新規就農者です。
それまでは、サラリーマンをしていて、農業とはほぼ無縁でした。

知識・経験なしで始まりましたが、だんだん基本のやることが、わかってきました。
ぜひ、さつまいも農家の一年がどんなものか、わかっていただけたら嬉しいです。


●一年の大まかなスケジュール

春(3~5月)は、苗づくりや、苗の植え付けに関する仕事がメインになります。
夏(6~8月)は、植えたサツマイモ苗が、しっかり大きくなるように管理します。
秋(9~11月)は、いよいよ収穫です。つらさげ芋づくりも、この時期に行います。
冬(12~2月)は、翌年また良いお芋が収穫できるよう、土づくりを行います。

今回は冬の畑仕事について、ご紹介します。


●冬のさつまいも畑

冬寒くなると、多くの野菜は成長が止まります。
植えている野菜も、じっと寒さに耐えていて、なかなか大きくなりません。
そして、さつまいもは、寒さに弱い作物です。

霜に当たると、傷みやすくなります。
そのため、収穫も霜が降りる前には、終わらせておくのが理想かと思います。
冬のさつまいも畑は、何もなくて寂しい光景です。

畑仕事も、あまりすることがありません。
だけど、全く何もしなくて良いというわけでありません。
畑は翌年も使用しますので、土づくりをしなければなりません。
(雪に埋もれながらも、耐える野菜↑↑)


●健康な土をつくる

さつまいもを収穫し終わると、何も畑に残らないのが普通です。
しかし、どうしても芋の取り忘れがあります。
人間のやることですので、見落としてしまうことがあります。

この芋の残渣というのが、いつもでも畑にあるとよくありません。
残っていると、芋の病原菌の温床になってしまいます。
翌年もそのままで、次の植え付けなどすると、そこから病気が広がることもあります。

そういうことがないよう、除去するなどしていかなければ、健全な土にはなりません。
目につく大き目のものは、拾ってから廃棄します。
ただ、小さいものまで全部探してとなると、果てしない作業となってしまいます。


●土づくり、まず何をするか

そこで、土を耕すのです。
多くの農家さんはトラクターや、耕運機でしています。
トラクターで、ガリガリ土を耕している光景を見たことがある方も少なくないと思います。

土を耕す過程で、いもの残渣もガリガリ切り刻まれて細かくなります。
そして、土の中に叩き込まれていった後は、自然の力で分解されていきます。
中学理科でも習った、微生物たち分解者が、分解してくれます。

さらに、土の栄養にもなっていくのです。
翌年の野菜、さつまいもの栄養となっていきます。
これが土づくりの第一歩です。

また、健全な土にしていくために、農家それぞれの考えで手を入れていきます。
牛糞などのたい肥を散布する人もいます。
土壌改良材という、化学肥料を入れたりする人も。

●耕うんが基本

農家それぞれに考え方があると思います。
浜直農園としては耕うんが、まず基本だと思っています。
毎年春の植え付け前には、フカフカで、さらさらの土にするのを目標にしています。

一回耕うんしたくらいでは、それはできません。
毎冬4回、5回と行ってきています。
それくらいして、理想の健全な土になったなと思います。

当たり前ですが、冬寒いです。
大きい農家さんは、大きなトラクターで、運転席よいうより運転室なので、暖かそうです。
浜直農園のトラクターは、屋根がついているだけの運転席です。

屋根があるだけでも良いのですが。
やっぱり、冬は外との仕切りがないと、風がビュンビュン吹いてくるので、震えます。
完全防寒でやっていますが、やっぱり寒いです。

それでも、定期的に耕うんしなければ、良い土は作れないという信念のもと、毎冬がんばっています。
これからも、そんな浜直農園をお見守りください。


浜直農園のこだわり!

詳しくはこちらまで↓↓↓

https://ham740240.owndshop.com/p/00002


「焼き芋」や「アイスクリーム」の通販はこちらから↓↓↓

https://ham740240.owndshop.com/